少年刑務所との違いは?

 

 

少年刑務所は、家庭裁判所での少年審判の結果、懲役や禁固などの刑を科すのが適当と判断され、検察へ送致された後、刑事裁判で刑を科された者が収容される施設です。

 

この施設では、収容者は刑の執行を受けながら、更生と社会復帰のための教育を受けます。

 
この他に少年を更生させるための施設には、少年院、鑑別所などがあります。少年院は、少年審判で保護処分として少年院送致が言い渡された者や、刑事裁判により実刑判決を言い渡された者のうち、少年院での矯正教育が有効と判断された者が収容されます。

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少年院でも収容者は更生と社会復帰のためのプログラムが施されますが、刑の執行に重きがおかれている刑務所とは違い、少年の更生により重きを置いているのが特徴です。

 
一方、鑑別所は少年審判の実施前に、家庭裁判所から観護措置が必要と判断された者が収容される施設で、収容された少年の心身や非行に走った原因・動機を専門的な知識により見いだし、少年にとって最良の更生方法を探り、家庭裁判所の少年審判の処遇決定の資料とすることが目的です。

 

少年審判の結果を受けて送致し、更生のための教育を行う場所である少年院や刑務所とは異なり、少年審判を行う前に送致して鑑別を行う場所である点が、少年院・刑務所と鑑別所との違いです。