少年鑑別の方法

 

 

鑑別所では、医学・心理学・教育学・社会学などの専門的な知識を持つ専門家が、少年の非行に至る原因や背景、少年の知能・性格・心理状態などを、面接や聞き取り調査、知能検査や心理検査などの各種テスト、行動観察などを通して調査・分析(鑑別)します。

 
この結果は、最終的に報告書にまとめられ、家庭裁判所での少年審判や少年院での指導方針を決める際の重要な資料として利用されます。

 

 

鑑別所の業務の中で一般にイメージされるのは、家庭裁判所での少年審判の前に少年を一時的に収容して上記のような鑑別を行なう「収容鑑別」ですが、他にも様々な業務が行われています。

 

 

たとえば、「在宅鑑別」は、鑑別所に少年を収容して調査するのが難しい場合などに、少年を鑑別所に収容しないで実施する鑑別業務です。

 
在宅鑑別は、少年を鑑別所に何度か呼び出して実施しますが、鑑別所に収容する場合と同様に、専門家が面談や心理検査などを実施して鑑別を行い、家庭裁判所などでの少年の処遇の決定に必要な報告書を作成します。

 

 

一方、鑑別所では、検察官や少年院、保護観察所などの法務省の関連機関の依頼を受けて、少年を鑑別する場合もあります。

 
こうした「依頼鑑別」は、少年院などで今後の指導方針を策定するときに依頼を受けることが多いようです。

 

 

なお、鑑別所は、青少年の非行に悩む保護者や教員などの依頼を受けて、教育相談に乗る業務も行っています。

 

 

こうした業務は「一般鑑別(一般相談)」と呼ばれており、各鑑別所の相談窓口などで受け付けています。

 
相談料は無料の場合がほとんどですが、心理調査などの専門的な調査が必要な場合には、検査用紙などの名目で料金徴収が行われる場合もあります。

xf1925061796l