少年鑑別所と少年刑務所の違い

少年鑑別所は、家庭裁判所による少年審判が行われる前に、対象となる少年の非行性や性格を鑑別する施設です。

 

鑑別所では、少年が何故、非行に走ってしまったのかその原因や動悸、今後どのようにすれば更生できるかを、医学・心理学・社会学・教育学・人間化学など、専門的知識や技術により明確にします。

 

これらによって、明確化された内容を家庭調査官がまとめ、少年審判に必要で重要な書類を制作します。

 

この書類によって、対象少年の処遇が決定されると言っても過言ではありません。

 

少年刑務所は、家庭裁判所の審判によって、保護処分よりも懲役や禁固など、刑罰に科すことの方が相応しいと判断され、刑事裁判によって実刑となった場合に収容される施設です。

 

刑事処分が必要であると判断された後、検察官へ送り返されることになり、これは少年であっても成年と同様の扱いになります。

 

少年刑務所に収容される受刑者は未成年とは限らず、26歳未満の受刑者が収容されます。実態では少年よりも、成人の方が多く収容されています。

 

鑑別所は、少年を社会から隔離し、矯正教育の必要性を判断する場所であり、少年刑務所は、鑑別結果により、刑罰を与え、自分が犯した罪を償う施設となります。